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袴田巖さんに再審無罪を!

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メデイアに注目された『デコちゃんが行く』

メデイアに注目された『デコちゃんが行く』

5月1日の発売に先立って、4月28日に地元浜松のメデイアにコミック『デコちゃんが行く 袴田ひで子物語』の発刊をお披露目。

燦燦と注ぐ陽光を浴びながら、浜松復興記念館前で記者会見を行いました。当クラブ代表の猪野待子と袴田ひで子さんがスピーチ、マスコミ9社が集まり取材しました。

袴田巖さんも登場しましたが、発言はなく、そのまま街中へパトロールに出かけていきました。

 

早速、当日の夜、NHKニュースが取り上げ、翌朝は静岡新聞が報道。西日本新聞、毎日新聞が後を追って記事を掲載、それ以前にも、朝日新聞デジタルなど50社以上が報道しました。

袴田ひで子さんは有名人、それに加えてマスコミが大きく取り上げたこともあって、大型書店では平積みにしてアピール、通販のAMAZONでは一時その日のベストセラーとなりました。

書店や通販サイトで品切れとなって、入手困難な場合は、当クラブに購入申し込みをどうぞ。在庫からお送りいたします。

4/28 NHKニュース

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4/28静岡新聞

 

5/3 毎日新聞

 

 

 

ひで子さん87才誕生パーティ

2月8日 ひで子さん誕生パーティ

2月8日、ホテルコンコルド浜松で、袴田ひで子さんの

87才お誕生会が開かれました。

袴田さん支援クラブ主催、第30回袴田事件がわかる会を切り替えて

およそ50名が出席。

詳細は、ブログをご覧ください。 https://npokitchengarden.hamazo.tv/

 

東京ドームのミサに袴田さんを招待、来日したローマ教皇

東京ドームのミサに袴田さんを招待、来日したローマ教皇

「5万人のミサは荘厳、教皇の優しさと愛を感じました」
と秀子さん


11月25日、来日しているローマ教皇は、東京ドームでミサを開催。そこに袴田巌さん、秀子さんが招待されました。袴田さんには、四人の案内・警護がつく特別待遇でした。そこには袴田さんへのいたわりと教皇の愛を感じます。

教皇は死刑制度の廃止を訴えています。

死刑制度は人間の尊厳に対する攻撃。犯罪者が悔い改める可能性まで奪う必要はないとして、反対する立場を繰り返し示してきました。2015年に、複数の州で死刑制度が続くアメリカを訪れた際には、連邦議会ですべての国に対し死刑制度の廃止を呼びかけました。

昨年8月、「全世界で死刑が廃止されるために決意をもって取り組む」と宣言し、日本でのミサに「無実なのに未だ死刑囚」の袴田巌さんを招待、凛とした姿勢を示したのです。それは、半世紀にわたって再審無罪を求め続ける巌さんへの温かい応援であり、「えん罪による生命の犠牲を許さない、そしてその理由だけでも死刑廃止は正当化される」という強いメッセージです。日本国民のみならず、全世界の政府と市民にむけた意思の穏やかな表明です。

ローマ教皇といえば、かつて「王権神授説」の下で国王を任命した王の王たる権威を誇り、今また13億人を擁するクリスチャンの最高指導者です。

ミサ後に記者会見した西嶋勝彦弁護団長は「無罪を主張している袴田さんが招待されたことは、世界に発信される。再審開始に一歩近づけることができた」とその意義を強調しました。

フランシスコ教皇は、被爆地(長崎・広島)から全世界に「核兵器の廃絶」を訴えました。そして、環境の保護、生命の大切さ、寛容な社会の実現などをアピール。渾身の舌鋒は驚くほど鋭く、平和と人権の究極を訴えるメッセージでした。

「核兵器保有は倫理に反する」「戦争のための原子力利用は犯罪」から始まって、「軍備拡張競争は、途方もないテロ行為」とまで言ってのけました。そして教皇の目は、国家間の暴力行使だけではなく、国家による殺人、死刑制度、人権侵害にも向けられています。飢える人々、虐げられている人々に救いの手を差し伸べるのです。袴田巌さんの悲惨にも、原爆被災者などに対すると同等の慈しみを表現されました。

ローマ法王と袴田巖さん面会の予定

朝日新聞9/14朝刊より

袴田さんとの面会、調整 死刑廃止提唱のローマ法王

フランシスコ法王

袴田さんとの面会、調整 死刑廃止提唱のローマ法王
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(82)が11月の来日に際し、死刑が確定して再審請求中の袴田巌さん(83)との面会を調整していることがローマ法王庁(バチカン)関係者などへの取材でわかった。袴田さんは再審開始決定が取り消された後も、収監されずに浜松市で生活する。死刑確定者との面会が実現すれば極めて異例。法王は「死刑廃止」を提唱しており、日本の死刑制度に世界の注目が集まりそうだ。

法王庁や日本の関係者によると、法王は袴田さんの弁護団から昨年、書簡で面会要請を受けた。袴田さんが収監中にキリスト教の洗礼を受けていたこともあり、東京ドームでのミサの前後などに面会できるかを検討している。ただ、袴田さんは拘禁症状などで体調が不安定なため、面会できるかは見通せない。

袴田さんは1966年に静岡県清水市(現・静岡市)で一家4人が殺害された事件に関与したとして、80年に最高裁で死刑が確定。再審請求を続け、2014年に静岡地裁の再審開始決定を受けて釈放されたが、昨年に東京高裁でこの決定が取り消され、最高裁に特別抗告している。死刑が確定した人は通常、拘置所に収監され、面会が厳しく制限されている。

法王庁と日本政府は13日、法王が11月23~26日に訪日すると発表した。東京のほか、被爆地の広島、長崎を訪れる。ローマ法王の来日は、81年に故ヨハネ・パウロ2世が訪れて以来、38年ぶり。

 

朝日新聞9/14

中日新聞9/14

 

6月7日、弁護団特別抗告理由補充書を提出

6月7日、袴田事件弁護団は最高裁に特別抗告理由補充書を提出。すでに2通の補充書を提出していて、今回は3通目。

「犯行着衣」とされている5点の衣類がねつ造されたものであることを、積極的に証明する新証拠です。

以前から主張されていることですが、スポーツシャツの肩の部分に穴が1か所、その下に着ていたとされる白半袖シャツの肩の部分には2か所の穴があいていて、袴田さんの右肩には傷があります。

判決では、検察官の言い分を採用。それらは、殺害現場での格闘の際にくり小刀が刺さってできたものとされてきました。しかし、上着には一つの穴、下着に二つの穴、これが同時にできたという説明は、辻褄が合わない。そんなことはあり得ない、と弁護団は反論してきました。

袴田さんが釈放されて、実際に肩の傷の位置や状態を目視できるようになり、食い違いがはっきりしたのです。調べたところ、シャツの穴の位置と肩の傷の位置が大きくづれていたことが判明したのです。白半袖シャツの傷は2か所の穴、ところが肩の傷は直線的な傷でその方向もシャツの穴の位置とは合致していません。

その事実から、5点の衣類は袴田さんのものではないということが明らかになるわけです。

弁護団は、同日に記者会見を開きました。そのときの2通の資料をご覧ください。

●190607記者会見資料:右肩の傷と白半袖シャツ(PDF:516KB)

●190607記者会見資料2(PDF:1.68MB)

2/16、姉の秀子さん、86才の誕生パーティ

お誕生日おめでとう

まずは、毎日新聞(2/17)の記事から

袴田事件
元被告の姉・秀子さんの誕生日会 浜松で支援者ら祝う /静岡
1966年に静岡市で起きた「袴田事件」で死刑が確定し、2014年に静岡地裁の再審開始決定で釈放された袴田巌元被告(82)=最高裁に特別抗告中=の支援者が16日、今月8日で86歳となった袴田さんの姉、秀子さんの誕生日会を浜松市中区で開いた。弁護団事務局長の小川秀世弁護士や「袴田事件」をテーマにしたドキュメンタリー映画などを手がける金聖雄監督ら40人以上が出席した。

小川弁護士は、昨年6月に東京高裁が地裁の再審開始決定を取り消したことに触れ「こんなに大勢の人が支援をしてくれる。弁護団としても、早期の再審無罪をという思いがさらに強くなった」とあいさつ。金監督は「秀子さんの生き方にほれて映画を撮るようになった。秀子さんを見ていたら、絶対最後はハッピーエンドになるに違いないと思っている」と話した。袴田さんは不参加だった。

秀子さんはこの日、10年ぶりに着たというドレスで登場。支援者らの前で数曲を熱唱して会場を沸かせ、「昔は誕生日会なんてやったこともなかった。本当にありがとうございます」と笑顔で話した。【古川幸奈】

 

主催は、キッチンガーデン袴田さん支援クラブ、第18回袴田事件がわかる会でした。

半世紀以上も闘い続けてきた秀子姉さんの慰労を、との思いです。

これまで、袴田事件がわかる会に参加された方々が集まってお祝いしました。

 

再放送:NNNドキュメンタリー’18 神となった死刑囚・袴田巖の52年

巖さんのドキュメンタリー番組が日本テレビ系列で全国放送されました。

NNNドキュメント’18
我、生還すー神となった死刑囚・袴田巖の52年ー
2018年10月14日(日)24:55~(15日午前0時55分のこと)
中京テレビ制作

見逃した方のために、再放送があります。

10月21日(日)11:00~ BS日テレ
10月21日(日)5:00~/24:00~ CS「日テレNEWS24」

岩波書店の『WEB世界』に意見表明

岩波書店の『WEB世界』に意見表明

当クラブ代表の猪野待子に、岩波書店の『WEB世界』から原稿執筆依頼があり、出稿しました。

【巖さんの妄想「最高権力者」は無実の証】というタイトル。

URLはここです。https://websekai.iwanami.co.jp/posts/1201

30歳で逮捕された袴田巖さん、その後の人生は暗転し地獄の苦しみに襲われること半世紀。他に類例のない重く過酷な刑罰を背負う死刑囚とされてきました。巖さんが被った精神的ダメージは甚大で、痛々しいかぎりです。無罪が確定しない現在、回復は遅々としており本質的な蘇生は望めないというのが現状です。なぜなら、巌さんを蝕んだ根本原因、冤罪が解決されていないからです。支援者として身近に巌さんと接する私は、その精神的ダメージにあってもなお不動のものとして生きる巖さんの心情について述べずにはいられません。

巖さんの症状は「拘禁症」、つまり長期にわたる拘禁がもたらす妄想などと一言で言われていますが、そんな通り一遍のものではありません。虚無が支配する独房に投獄された48年間の毎日は、強いられた孤独と絶望の中で、冤罪を晴らせない焦りと抑えることのできない怒りに震え、そして宿命として迫りくる死刑執行への戦慄に苛まれる日々。

そういう極限状況に放置された「死刑囚」の頭の中に渦巻くものは何か。

私は思うのです。もし、真犯人であったなら、罪を犯したことへの慚愧の念と被害者への罪悪感に襲われることはあっても、あるいは被害者の亡霊に慄くことはあっても、巖さんのように正義を希求して身を焦がすなどということがあるだろうかと。

巖さんは、現実の他に心の中に独自の世界(妄想)を創り出しています。そこでは、「最高権力者になった袴田巖」が「嘘のない世界」「社会の正義」「世界の平和」「全人民の幸福」を実現するため、不正義と闘い続けるのです。人の命をも奪おうとする社会の不正義と。二度とそのような「悪」がはびこらないように。巖さんは静かに叫びます。「闘いは勝たなきゃしょんないんだ。負けたんじゃ、やられちゃう」と。「警察? 怨んじゃおらんがね」と、自分をトリックに陥れた警察官や検察官、追随する裁判官の個人個人に対する私怨に囚われることなく、さらに、再審無罪の獲得という自身の利害に留まるものでもありません。

「私のもろもろの闘いは今弱者の生を代表するものである」(獄中書簡集より)。獄中で呻吟しつつ断言した格調高い意気込みは、30年を経た現在、人々の幸福を希い、さながら修行僧のように浜松の街を歩き回る巖さんの姿に貫かれており、この高潔さに私は強い感銘を覚えるのです。

そうです。受難によって今も続く精神的状況と行動は、巖さんが無実であること、袴田事件は冤罪だということを満天下に証明する端的でこの上ない証拠なのです。

このノックアウト知らずのファイティングスピリットは、罪人のものでは決してありません。殴られても蹴られても立ち上がり、なお理不尽な悪魔に立ち向かうタフな勇者のもの以外の何物でもないのです。

ところで、裁判、再審請求審では、DNA型鑑定など高度に専門的な議論が飛び交っています。法律論や科学的鑑定も大事でしょうが、何よりまず巖さんという人間を刮目すればそれだけで無実が分かろうというものです。

今回の高裁決定は、まるで検察主張のオウム返しでしたが、再審開始は取り消したものの「拘置と死刑執行の停止」はそのまま継続とし、最高裁へと判断を先送りしました。これは、一方で検察や上からの同調圧力に屈して、他方では袴田巖さんの無実を確信し同情する国民世論からの非難をかわそうとした結果でしょう。

担当した大島裁判長は公平なデュープロセスに則った判歴を有する裁判官、今どきの裁判所には貴重な人財だという評判で、この裁判長ならと、私たちも大いに期待しました。それがあらぬ事に、来年定年退官を迎えるこの時、袴田事件の再審請求審という世紀の裁判で、天に唾する背信行為。大島氏は多くの国民を失望させ、自らの裁判官人生の晩節を汚しました。

4年前、静岡地裁の再審開始決定は「国家機関が無実の個人を陥れ、45年以上にわたり身体を拘束し続けたことになり、刑事司法の理念からは到底耐え難いことといわなければならない」という名言を残しました。その決定と、即時抗告審の記録を一通り読めば、誰の口からも無罪という判定が出ることは明白なこの裁判。いわれのない罪を晴らすまでには、一体どれだけの知力と歳月が費やされなければならないのでしょうか。

「50年戦争だと思っていたら、100年戦争だった……」85歳の姉、ひで子さんが呟いた言葉が痛い。

大島隆明裁判長、来年の定年を待たずに依願退官(8月3日付)

大島隆明(元東京高等裁判所第8刑事部総括判事)氏とは、袴田事件の第2次再審請求審の即時抗告審の裁判長を努めた裁判官です。

大島元裁判長はデュープロセス(公平な適正手続き)に則った判歴を有する裁判官、今どきの裁判所には貴重な人財だという評判でした。戦後の横浜事件の再審開始決定でも、オウム真理教の菊池さんに対する逆転無罪判決などでも、「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の原則と言われながらも守られてこなかった宝石を蘇らせたキャリアがありました。この裁判長ならばと、私たちは高裁決定に大いに期待しました。それがあらぬ事に、来年定年を迎えるこの時、袴田事件の再審請求審という世紀の裁判で、天に唾する背信行為に出たのです。法曹界がその変節に驚きました。

 

しかし、何故の変節なのでしょうか。東京高裁での即時抗告審は、裁判長の訴訟指揮に検察官寄りの姿勢が垣間見られたのですが、審理でのやり取りは弁護側ペース。とりわけDNA型鑑定をめぐる対質尋問(検察側の鈴木鑑定人と弁護側の本田鑑定人を同時に尋問)では、検察側は形なしの状態だったと聞いています。3人の裁判官も検察の旗色が悪いことを十分認識していたようです。にもかかわらず、弁護側の主張をことごとく否定するばかりか、あたかも弁護側に厳密な立証責任があるかのような攻撃に出るわ、検察官の主張を丸呑みするわ、あたかも裁判官の法衣を着た検察官のようでした。

 

さらに大島裁判長は、6月11日に袴田さんを死刑にしろという不当な決定を出した後、7月末には別の強盗殺人事件の控訴審で一審の死刑判決を支持する判決を出しました。私は裁判内容について知識がないのでこの裁判と判決についてその当否に触れることはできません。が、尊い人間の生命を権力が奪うという残虐な刑罰を科した、そのことは事実。連続して二人の命をこの世から抹殺する決定者となって、最多の死刑執行命令に署名した上川法相に殺しのライセンスを与え、その直後に依願退官です。今の気分はどんなものでしょうか。

いずれにせよ、裁判官生活を飾る最後の仕事がこの始末。人間の自由と尊厳を護る砦が裁判所と裁判官ではなかったのでしょうか。大島氏の良心は、そんなことは分かり切っていたことでしょう。支配秩序を維持しお上の無謬性神話と権威を護るために司法が存在し、そのためには無実であろうがなかろうが、犯人と思しき国民を罪に陥れ殺してしまってもかまわないのでしょうか

 

立法、行政、司法の三権分立については、小中学校で習います。立法府と行政府は時に誤ります。暴走することもあります。それによって侵される国民の自由と尊厳を守ることを使命としているのが、司法の府としての裁判所。刑事司法は、そう説明されています。そうではないのでしょうか。『絶望の裁判所』(瀬木比呂志著)には、最高裁は「憲法の番人」ではなく「政府の番犬」だと表現されていました。最高裁にはそれが事実ではないことを見せてもらいたいのです。同じ犬でも、政府や議会に対して人権擁護の警鐘を鳴らす犬になってほしいものです。

 

このように裁判官としてのキャリアを締めくくって、大島氏は何を得たのでしょうか。それによって失ったものの方にずっと価値が、崇高な実績と誇りがあったはずです。大島氏は多くの国民を失望させたとともに、自らの裁判官人生の晩節を汚したのです。

東京高検 検事長への要請

           2018年5月16日

 

東京高等検察庁

検事長 稲田 伸夫 殿

 

浜松 袴田巌さんを救う市民の会

共同代表 寺澤 暢紘

 

6月11日に、袴田巖さんの裁判の決定が出されます。

検事長殿には、袴田さんの裁判のやり直しが速やかに行われますようご尽力下さいますようお願い申し上げます。

 

即時抗告審では、「白半袖シャツの右肩の血痕が、袴田さんのDNA型と一致しない」という鑑定結果が信用できるかどうかが争われてきました。

然るに、この血痕が袴田さんのものかどうか・・事件から48年経って、私達の前に現れた袴田さんの腕には、この争われている血痕の傷だと認定されている傷が、まだ残っていたのです。それが写真の傷です。私達は、この傷を見た時、この傷から出た血が白半袖シャツの右肩の損傷部分についたという認定が、明らかに誤っているとわかりました。そして、袴田さんが生きて帰って来られたことによって知ることができたこの事実を申し上げずにはいられません。

写真でわかる通り、袴田さんの傷は、横に走る1つの傷であり、白半袖シャツの損傷は縦に2つです。位置も、形も数も一致していません。しかも、袴田さんが、このシャツを着て、この腕の傷を負ったなら、受傷後、このシャツを脱ぐまでの間に出血した血が、袖に付いていなければなりません。それは、2つの損傷部分とは違う位置にです。なぜなら、袴田さんの傷とシャツの損傷の位置が違うからです。袴田さんの腕の傷から出た血が、この2つの損傷部分だけに全て滲み込むことはありえません。偶然でも起こり得ません。

私達が、この写真を提出することは、非常識に思われるかもしれません。しかし、袴田さんが、死刑の執行の恐怖に怯え、生き続けて来られた48年という年月を思う時、袴田さんが生き続けて証明している、この明らかな無実の証拠を無駄にしたくはありません。

確定死刑判決の事実認定そのものが誤っており、袴田さんのDNA型とシャツの血痕のDNA型が違っていたのは当然のことであり、もはやDNA鑑定の実験の手法は問題にはできません。再審開始は当然のことと考えます。

確定死刑判決の事実認定に合理的疑いがあることが明確である以上、検察官の良心に則った正義を示して下さいますようお願い申し上げます。

一日でも早く、袴田さんを死刑の恐怖から解放してくださいますよう、今できる最善を、どうか尽くして下さいますようお願い申し上げます。

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