<袴田事件クラウドファンディング>今日スタートします
100才まで待たせるわけにはいきません
8月18日は袴田巖さんが逮捕された日です。
いま、狼煙(のろし)を、あげます!
袴田巖さんの再審無罪実現のために
みなさんの応援をここへ!
目標は1000万円です。
この度、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて袴田事件弁護団の弁護活動費を集めます。本日8月18日12時55分から10月16日23時までの60日間、目標金額1000万円を目指しクラウドファンディングを行います。集まった資金はREADYFORの経費、手数料を差し引いた全額を袴田事件弁護団に寄付いたします。
今回のクラウドファンディングでは、目標金額1000万円に到達しなければ集まった資金は支援者の方々に返金となってしまうAll or Nothing形式を採用しております。
今回、私達が掲げる目標金額1000万円というのは裁判費用・弁護士活動費用などを募るクラウドファンディングプロジェクトのなかでは最高額と聞いております。1000万円という高額な目標金額ですが、それを大きく超え、袴田事件弁護団の活動がより進むよう支援できればと願っております。
世界が注目する死刑えん罪事件
袴田事件とは、54年前1966年8月18日袴田巖さん逮捕で始まった、えん罪事件です。半世紀近くの拘禁、しかも33年間も死刑囚として拘置した袴田事件は、国際的な注目と批判を浴びており、死刑えん罪事件の世界的シンボルとなっています。それほど、酷いえん罪により、袴田巖さんの精神は蝕まれ、妄想の世界から抜け出せない状態です。それは、釈放されて6年経った今でも変わりありません。妄想の世界で、袴田巖さんは最高権力者となり、社会の不正義・悪と命がけで闘っているのです。それは、痛々しい姿です。
袴田事件の特異性のひとつに、担当した裁判官の一人が最初は無罪の判決文を用意していたと公表していることがあります。1審で死刑判決文を書いた熊本典道元裁判官の告白です。
2014年3月27日、静岡地裁が再審開始決定を出し、「耐え難いほど正義に反する」として袴田さんを即刻釈放、約半世紀を経て袴田巖さんは帰ってきました。ついに公正な司法判断が下されたと再審に期待が高まる中で、2018年高裁は再審開始決定を棄却しました。これは、「疑わしきは被告人の利益に」という刑事司法の原則、人類の英知の到達点を踏みにじり、歴史を逆行させる判決です。大きな非難の声があがりました。今、再審をするかどうかの判断が最高裁に委ねられています。
『上告趣意書』の思いに、今応えたい。
袴田巖さんが満身の怒りを込めて、また一縷の希望を託して書いた最高裁への上告趣意書があります。(「田中輝和東北学院大名誉教授編・抜粋」を当クラブHPでも公開中)その最後を次のように締めくくってあります。
「最高裁で当然破棄して正義を守るべきだ。
それとも、権力の不正を弾劾する国民の広範な批判だけが正義を守る最後の保障なのか」
これを最近読んで、私は思いました。今、これに応えなければと。
毎日袴田さんと食事を共にし、姉のひで子さんの次に袴田巖さんの身近にいる私の任務だと。
資金は弁護活動費に使います。
袴田事件弁護団は、無償で活動するボランティアです。今回のクラウドファウンディングで集まった資金を、弁護士の報酬に支出することはありません。かなりの資金が必要な外部の専門家への委託実験や鑑定書作成ほかの弁護活動に使います。とりわけ、DNA型鑑定について、国内はもとより国外にも活路を求めています。今なお不正義と闘い続ける袴田巖さんに「資金不足でごめんなさい」とは言えません。
詳細は、以下のサイトをご覧ください。
こちらから、クレジットカードまたは銀行振込で、3,000円~ご寄付が可能です。
▼「袴田事件を再審無罪へ。最高裁に立ち向かう弁護団に応援を。」
https://readyfor.jp/projects/free-iwao
※ご支援にあたっては、クラウドファンディング専門サイト・レディーフォーへの登録が必要です。
※インターネット上での操作が難しいという場合は、申込書つきのチラシなどをお送りいたしますので、下記までお気軽にご連絡ください。
目的は、お金だけではありません。
クラウドファンディングの目的は、巖さんの無実を信じ、再審無罪を願う全ての人々の気持ちを、裁判所に示すことでもあります。袴田巖さんは84才、保佐人の袴田ひで子さんは87才。ひで子さんの存在があってこその袴田事件の闘いで、この姿を多くの人に伝えたく、私は彼女の姿を漫画『デコちゃんが行く 袴田ひでこ物語』として今年5月に出版しました。ひで子さんは「100才までも闘う」と言っています。しかし、100才まで待たせるわけにはいきません。袴田巖さん、ひで子さんがお元気なうちに最高裁の再審開始決定、再審での無罪判決を聞かせなければ。「イワオさん、私たちの社会は正義が通ります。安心してゆっくりしてください」と、私は袴田巖さんに言いたいのです。
袴田さんの裁判を前進させるために、クラウドファンディングにご参加くださいますようお願い申し上げます。
2020年8月18日
袴田さん支援クラブ 代表 猪野待子(いの まちこ)
〒431-2212静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1361-3
袴田さん支援クラブHP:http://free-iwao.com/
ブログ「袴田家物語」:https://npokitchengarden.hamazo.tv/
袴田チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCqlu_zQAcuZkoHv-b4OT7bQ/
Eメール:info@free-iwao.com
電話:090-2342-2309