3月19日(土) 第52回袴田事件がわかる会
検察の味噌漬け実験を斬る! ー再審請求審の現段階ー
2022年 3月19日(土) 午後1時30分~4時
会場:浜松復興記念館2階
ゲスト:袴田ひで子さん (ズーム参加)
ゲスト:山崎俊樹さん (静岡清水救援会 事務局長)
東京高裁での再審請求差し戻し審の争点は、「血痕の色」に絞り込まれています。
事件から1年2か月後に味噌タンクの底から発見された「5点の衣類」の血痕には赤色が残されていました。
検察官の見解では長時間の味噌漬けにもかかわらず色はそのまま赤みが残るとされていますが、弁護側の味噌漬け実験の結果では赤みは見られず黒褐色に変化してしまった。
黒ずむはずの色が赤かったのは発見直前に味噌タンクに入れられたねつ造証拠であることを示していると弁護団(と静岡地裁の再審開始決定)は主張。
検察官も密かに実験を試みていたことが分かりました。その実験を基に検察は「赤みが残ることも条件によってはある」と開き直っているのです。
その検察による味噌漬け実験とはどんなものだったのか?本当に赤色は変化しなかったのか?
その実験の恣意性と結果について、弁護団の味噌漬け実験を主導してきた山崎さんが分析・評価します。
果たして味噌漬けにされた血痕に赤みは残るのか?残らなければ、有罪とされた唯一の証拠とされた「5点の衣類」はねつ造品ということになります。
袴田さんは再審無罪となるのです。