3/27証人尋問後の弁護団記者会見
「袴田裁判」再審公判の第10回から12回。後半戦のヤマ場の証人尋問が行われました。弁護側証人は3名。清水恵子教授、奥田勝博助教(共に旭川医大法医学講座)、石森浩一郎教授(北海道大学副学長・理学部)。検察側証人は2名。池田典昭九州大学名誉教授と神田芳郎久留米大学教授。証人尋問の最後には【対質尋問】が行われ、5名の法医学者が並んで登壇して裁判官からの質問に応えました。
弁護側証人は「1年以上味噌に漬かった血痕に赤みが残ることはない」として、「5点の衣類」がねつ造証拠であることを主張しました。一方の検察側は、池田証人が「長期間味噌漬けになった血痕に赤みが残らない、などというのは常識」と、まるで弁護側証人のような発言をして、法廷をざわつかせました。続く神田(こうだ)証人は「赤みが残る可能性を否定はできない」と主張しました。
法廷で何が起こり、交わされたのか。弁護団の会見をご覧ください。