第47回袴田事件がわかる会

2021年 1日(土)  午後1時30分~4時

浜松復興記念館2階 (浜松市中区利町304-2・五社神社東)

袴田事件と松山事件

えん罪に共通する刑事司法の闇、例証を挙げて明らかにします。

ゲスト 袴田ひで子さん(袴田巖さんの姉) ビデオでご挨拶
ゲスト 藤原聡さん (共同通信社編集委員・論説委員)

日本で死刑囚が再審無罪判決を勝ち取った4件のえん罪事件の一つが松山事件。1960年に死刑が確定したが、1984年7月11日、28年7か月に及ぶ獄中生活を経て生還しました。松山事件とは、1955年10月18日宮城県の松山町(現大崎市で)で起きた放火殺人事件。農家の焼け跡から家族4人の焼死体が発見され刀傷らしきものが認められた事件です。

袴田事件と同様、松山事件でも捜査当局(警察・検察)による自白の強要、証拠隠しやでっち上げなくして「有罪判決」は成り立たなかったのです。藤原聡さんは共同通信社の記者として事件を報道し、宮野健男さんとの共著で2017年『死刑捏造 松山事件・尊厳かけた戦いの末に』を上梓。えん罪被害者の斎藤幸夫さんとその母、ヒデさんの闘いの軌跡を迫真のドキュメントにまとめ世に問うたのです。

主催:袴田さん支援クラブ