第71回袴田事件がわかる会
いよいよだ。この27日から袴田さんの再審公判(裁判のやり直し)が始まる。
検察は再審請求審で無残にも敗北。
再審請求審では、再審開始決定とともに、捜査当局(警察と検察)による証拠のねつ造まで見破られるというところまで追いつめられた。
不名誉の挽回に必死で、新たに有罪を立証する新証拠(学者などの意見書)を提出。弁護団は検察の立証を一刀両断する反証を用意している。
袴田再審とは、無実であるにもかかわらず「死刑」を宣告された袴田巖さんを救うためのやり直し裁判である。
主戦場であった再審請求審で実質的な審理は尽くされ、「袴田さんは無罪の可能性が高い」という結論が出されている。
そこから出発する再審公判は、いったん確定された「有罪死刑判決」の間違いを正し、改めて無罪を宣告するための儀式である。
検察は凝りもせずに有罪主張を維持する。それを迎え撃つ弁護団は、どのような主張を展開するのか?
そして裁判所はどのように裁こうとしているのか?
弁護団の最先端で活躍する若き弁護士、西沢美和子さんを招いて、大いに語っていただく。