第73回袴田事件がわかる会
日時:12月16日(土) 午後1時30分~4時
場所:浜松復興記念館2階 (浜松市中区利町304-2)
あいさつ: 袴田ひで子さん
ゲスト : 浅野健一さん(フリージャーナリスト)
『マスコミは袴田さん逮捕段階の報道検証を』
知る人ぞ知るジャーナリスト、浅野健一氏をお招きします。氏は、共同通信社記者(1972~94年)から同志社大学大学院社会学研究科教授(1994年~2014年、新聞学)そして2014年からフリー・ジャーナリストとして活躍されてきた方です。人権と報道について、舌鋒鋭く追究する第一人者。メディアの実名報道(逮捕と同時にあたかも犯人であるかのように報道、そして実名を出して名誉を棄損する)、日本特有の記者クラブ制度(警察等公的機関から優遇されている大手メディアの閉鎖的な団体、政府や警察情報を垂れ流す報道に陥る元凶)などで、一歩も引かないラディカルなジャーナリストとして有名。
「袴田事件は私が共同通信記者時代に、人権と犯罪報道について考える契機になった事件の一つ」だと言われ、ひで子さんとともに大学で講演したこともある。財田川事件、松山事件の元死刑囚にも会い、記事にしている。気さくなお人柄で、第2回再審公判を傍聴された折りに、ひで子さんとの再会を喜ばれた。
浅野先生の講演で、自分のメディアに関する常識が覆されます。
浅野健一さん(あさの・けんいち)の略歴
1948 年高松市生まれ。慶大経卒、1972 年に共同通信社入社。1984 年に『犯罪報道の犯罪』を出版。1994 年から 2014 年まで、同志社大学大学院メディア学専攻教授。「人権と報道・連絡会」代表世話人。たんぽぽ舎アドバイザー。『客観報道』『天皇の記者たち』『安倍政権・言論弾圧の犯罪』など著書多数。2020年、下咽頭がん手術で声帯を失うが、AI 音声、電気式人工喉頭などを使って講演を再開。「紙の爆弾」「進歩と改革」に寄稿、朝鮮新報、救援、たんぽぽ舎メルマガで連載中。
主催 : 袴田さん支援クラブ HP : http://free-iwao.com/