6月19日 第44回袴田事件がわかる会

袴田事件と同様の裁判例、名張毒ぶどう酒事件でも再審開始決定が検察官抗告によって無念の逆転。名張事件の経験から学ぶ。

2021年 619日(土)  午後1時30分~4時
浜松復興記念館2階 (浜松市中区利町304-2・五社神社東)  入場無料、お気軽にお越しください。
ゲスト 袴田ひで子さん(袴田巖さんの姉)
ゲスト 市川哲宏さん (名張毒ぶどう酒事件弁護団 弁護士)

名張毒ぶどう酒事件  1961年(昭和36年)3月28日の夜に三重県名張市の公民館で発生した大量殺人事件。懇親会酒席で振る舞われたぶどう酒に毒物(農薬)が混入され、それを飲んだ女性17人が中毒症状を起こし5人が死亡した事件。逮捕・起訴された奥西勝さんに死刑判決が確定。奥西さんは無実を訴えて9度にわたる再審請求、43年間の獄中生活、名古屋拘置所で獄死。89歳でした。

現在も奥西さんの妹、岡美代子さんが請求人となって、第十次再審請求の裁判に挑戦、長い戦いを続けています。

名張事件第7次再審請求審では。差し戻しが逆転、最高裁も追認の悲劇があったのです。

< 2005年名古屋高裁で再審開始決定  →  検察が名古屋高裁へ異議申立て  →  2006年名古屋高裁が再審開始取り消し  →  弁護団最高裁へ特別抗告  →  2010年最高裁は高裁に差し戻し  →  2012年名古屋高裁再審開始取り消し  →  弁護団最高裁へ特別抗告 最高裁名古屋高裁の取り消し決定を支持 >    

袴田事件も静岡地裁の再審開始決定が東京高裁で逆転され、最高裁が高裁へと差し戻し。現在、東京高裁での闘いに移っています。名張事件と無念さとその教訓を共有していきたい。名張事件弁護団の若手のホープをお招きしての第44回わかる会に乞うご期待。

主催  袴田さん支援クラブ