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袴田巖さんに再審無罪を!

Author: free-iwao (page 16 of 22)

コミック『デコちゃんが行く 袴田ひで子物語』5月1日発売!

コミック『デコちゃんが行く 袴田ひで子物語』5月1日発売

全国の有名書店、AMAZONで買えます

袴田事件(最高裁で再審請求審理中)・弟の無罪を闘い続ける87才姉の人生を描く

これは、袴田巖さんの姉・ひで子さん誕生から現在までを描いた漫画です。「死刑囚の姉」「弟の無罪のため闘う姉」、テレビのニュースに映る袴田ひで子さんとはどんな人なのか、多くの人が関心を持っています。その一人である私が、湧いた興味から袴田家を訪れ、親密になるに至り知った見事な彼女の人生物語です。「デコちゃん」、昔から彼女はそう呼ばれていました。

ひで子さんの気丈な姿は多くの人が知るところです。ひで子さん、その人となりにまず驚くのは、報道陣です。「いや~、元気もらいました」、取材後は、必ずというほど驚きの声をあげて帰っていきます。でも、それは序の口。これまで語られなかった事が山ほどあります。もっと、もっと、みなさんに元気を届けましょう。この複雑で閉塞感のある現代で生きるのに疲れてしまった人たちに、ダウンしている人たちにこそ彼女を知ってほしい。どんな困難が襲ってきてもへこたれず、なにくそ前を向いて前進する逞しいデコちゃん、それを仕舞い込んでいるのはもったいない。そう思って、この度、漫画『デコちゃんが行く』を作りました。

「デコちゃん」は、徹底した合理主義、独立独歩、即決即断、さらに他人への温かな眼差しを持つ人生の達人です。それを端的に表すエピソードを一つ紹介すると、60才を前に多額の借り入れをして土地を購入、自宅兼用マンションを建てたことです。家賃収入を返済に充て18年間で完済後、はじめて引っ越し一部を自宅にします。78才の時のことでした。その3年後に巖さんが釈放されて彼を迎え、二人暮らしになって現在に至ります。巖さんを犯人と思い込む世間とは距離をおき、巖さんの裁判の見通しは全く立たない中、自分にも何か生きる希望が必要だった、と彼女。「そうだ、巖が帰ってきた時に住む家がないと困る。巖と住む家を建てよう」。一般的には「終活」を始める年齢に、大事業に挑む、そして成し遂げる。そのマンションがあるからこそ、現在巖さんも養っていくことができる、これは見事です。

怖いものなしの「デコちゃん」、知られざる彼女をどうぞ漫画でお楽しみください。

【書籍概要】
書籍名:『デコちゃんが行く! 袴田ひで子物語』
発行 :令和2年 5月1日発売 初版発行
発行者:いの まちこ
漫画 :たたら なおき
原作 :大庭有希子
定価 :1364円+税
サイズ:A5判
ページ数:256
発売元:静岡新聞社 静岡市駿河区登呂3-1-1 電話054-284-1666
制作 :静岡新聞社
ISBN978-4-7838-8002-8 C0079

【お問い合わせ先】
袴田さん支援クラブ
Email : info@free-iwao.com

4月18日(土)第32回袴田事件がわかる会延期

4月18日(土)第32回袴田事件がわかる会を延期します。
コロナウィルス流行のため、次回の会を延期します。
袴田さん支援クラブ

3/21 第31回袴田事件がわかる会

第31回袴田事件がわかる会

 日時 : 3月21日(土) 1:30~4:00

会場 : 浜松復興記念館  (浜松市中区利町304-2)

ゲスト 袴田ひで子さん   (袴田巌さんの姉)

「勝つまで闘う。絶対勝てる。だって、巌は無実なんですから。私は、巌が獄中でできなかったこと、好物を食べさせ、行きたいところに行かせ、好きなように自由にさせる。巌との毎日を大切に、明るく生きていく、それだけですよ。」釈放されて6年になる巌さんの近況やひで子さんの心境を語ってくれます。

ゲスト 鈴木昂さん  (袴田巌さんを救援する静岡県民の会代表)

静岡県は「えん罪のデパート」と言われています。1948年の幸浦事件、1950年の小島事件、1954年の島田事件、1955年の二股事件、丸正事件、1966年の袴田事件等。警察・検察の「自白の強要」と証拠のねつ造などによるえん罪事件が相次いでいるのです。

二股事件との出会いから島田事件での闘いを中心に話します。「拷問王」とまで言われた紅林麻雄警部のこと、同僚で捜査の違法を告発した刑事の南部清松さんのこと、二股事件で誤捜査を白日の下にさらした二股署の刑事、山崎兵八さんとご家族のこと。えん罪事件に織り込まれた、知られざる人間のドラマの数々が次々と顔を見せるのです。 実に興味深い実話の数々を、歴史の証人がじっくりと語ります。

主催 : 袴田さん支援クラブ 

 

ご近所さんの一大事! 袴田事件 

袴田巌さんは浜松市民です。雄踏町に生まれ育ち、戦時中に赤佐村に疎開して暮らしてきました。国体のボクシングでは静岡県を代表して善戦したのです。そんな袴田さんが、史上まれにみるえん罪事件の被害者になったのが、袴田事件。事件発生から50年が経過するも、一方で真犯人は逃げ延び、他方では袴田さんを苦しめ続けています。袴田事件はご近所で起きた一大事。見逃せない一大事です。

 袴田事件は、「人質司法」に加えて証拠のねつ造にまで捜査当局が手を染めた非道なでっち上げ事件です。そのことを2014年の再審(裁判のやり直し)請求審で静岡地裁が認め、再審開始と死刑の執行停止及び拘置の停止決定を出し、袴田巖さんは即日釈放されました。地裁決定には、耐え難いほど正義に反する」と裁判官の怒りが込められていました。袴田さんは、48年間の独房生活から生還したのです。ようやく春が来たかと、日本中が拍手、世界からも日本の裁判所に人権と良心、正義が期待できると評価されたものでした。

ところが、検察官が東京高裁に異議申し立て。高裁は昨年、何と検察官の主張をなぞるような論法で再審開始決定を棄却したのです。しかし、袴田さんを無罪扱いする処置(釈放したまま)は維持され、袴田さんは引き続き浜松で暮らしています。DNA鑑定の結果、犯行衣類とされた「5点の衣類」に付着していた血痕は、被害者のものでもないし、袴田さんのものでもないことが証明されました。また、警察検察が長いこと隠してきた膨大な証拠が第2次再審請求審が始まってから開示され、DNA鑑定以外の証拠でも袴田さんの無実は明白です。

今、裁判のやり直しを始めるかどうか、裁判所の判断が真二つに分かれ、現在、最高裁に持ち込まれて審理中です。

 結果は予断を許しません。が、巌さんを死刑囚にして半世紀もの監禁はやり過ぎ、これ以上苦しめるのは酷すぎではないか。内心ではそう反省している法曹関係者は少なくないと思われます。そもそも袴田さんと事件を結びつける証拠は誰の目にも怪しいものばかり。加えて検察は、袴田さんに有利になる証拠をまだ隠し持っているようです。

元々無実なのですから時間の問題で再審無罪となる日が必ず来ます。未来のそのとき、今審理を管轄している最高裁第3小法廷の5人の裁判官が歴史によって裁かれるのです。今回の最高裁決定に対して、司法の良心として栄誉を称えられるのか、それとも歴史の汚点となって辱めを受けるのか、そのいずれかに審判が下ることになる。それだけの重みを自覚していただきたい。

私たちは再審開始決定は言うまでもなく、再審公判での無罪を勝ち取らなければなりません。心ある市民の皆さんが声を上げなければ、裁判所は無理を通そうとします。袴田さんの半世紀を超える闘いに正義の神様は微笑んでくれません。まずは知ってください。考えてください。何をしたら良いのか?という方、袴田事件がわかる会へどうぞ。

袴田巖さんに公正な裁判を! 再審(裁判のやり直し)開始を!

袴田さん支援クラブ

 HP : http://free-iwao.com        Email : info@free-iwao.com

ひで子さん87才誕生パーティ

2月8日 ひで子さん誕生パーティ

2月8日、ホテルコンコルド浜松で、袴田ひで子さんの

87才お誕生会が開かれました。

袴田さん支援クラブ主催、第30回袴田事件がわかる会を切り替えて

およそ50名が出席。

詳細は、ブログをご覧ください。 https://npokitchengarden.hamazo.tv/

 

1/18(土) 第29回袴田事件がわかる会

 第29回袴田事件がわかる会

袴田事件がわかる会は
袴田事件ってなに?
どうなってるの?
よくわかんない……
そんなみなさんのための会です
ぜひ、お気軽にお出かけください。

入場無料・予約不要

日時 : 1月18日(土) 午後1時30分 ~4 時
会場 : 浜松市復興記念館(浜松市中区利町304-2・五社神社むかい)

ゲスト : 袴田秀子さん(袴田巌さんの実姉)
【欧米からの取材に感じる世界の眼差し】
袴田巌さんの姉で保佐人。獄中で精神に変調をきたした巌さんを見守り続けた。「巌は無実、だから訴訟はかならず勝つ」という信念のもと、巌さんとともに暮らし、全国各地で行われる
えん罪被害者のための集会や死刑廃止のための集いに積極的に参加。86 歳の年齢を感じさせないバイタリティで活動中。
ゲスト 瑞慶覧 敦さん(再審・えん罪事件全国連絡会 事務局長)
【えん罪事件の現状と再審法改正の取り組み】
日本には数多くのえん罪事件があります。仙台北稜クリニック事件(被害者・守大助さん)、大崎事件(被害者・原口アヤ子さん)、日野町事件(被害者・故阪原弘さん)、湖東記念病院人工呼吸器事件(被害者・西山美香さん)、豊川幼児殺人事件(被害者・田辺雅樹さん)、名張毒ぶどう酒事件(被害者・奥西勝さん)、今市事件(被害者・勝又拓哉さん)など。それらのえん罪被害者の救援に立ち上がり、全国規模で支援活動に取り組んでいるのが、国民救援会、再審・えん罪事件全国連絡会です。

 

主催 : 袴田さん支援クラブ

東京ドームのミサに袴田さんを招待、来日したローマ教皇

東京ドームのミサに袴田さんを招待、来日したローマ教皇

「5万人のミサは荘厳、教皇の優しさと愛を感じました」
と秀子さん


11月25日、来日しているローマ教皇は、東京ドームでミサを開催。そこに袴田巌さん、秀子さんが招待されました。袴田さんには、四人の案内・警護がつく特別待遇でした。そこには袴田さんへのいたわりと教皇の愛を感じます。

教皇は死刑制度の廃止を訴えています。

死刑制度は人間の尊厳に対する攻撃。犯罪者が悔い改める可能性まで奪う必要はないとして、反対する立場を繰り返し示してきました。2015年に、複数の州で死刑制度が続くアメリカを訪れた際には、連邦議会ですべての国に対し死刑制度の廃止を呼びかけました。

昨年8月、「全世界で死刑が廃止されるために決意をもって取り組む」と宣言し、日本でのミサに「無実なのに未だ死刑囚」の袴田巌さんを招待、凛とした姿勢を示したのです。それは、半世紀にわたって再審無罪を求め続ける巌さんへの温かい応援であり、「えん罪による生命の犠牲を許さない、そしてその理由だけでも死刑廃止は正当化される」という強いメッセージです。日本国民のみならず、全世界の政府と市民にむけた意思の穏やかな表明です。

ローマ教皇といえば、かつて「王権神授説」の下で国王を任命した王の王たる権威を誇り、今また13億人を擁するクリスチャンの最高指導者です。

ミサ後に記者会見した西嶋勝彦弁護団長は「無罪を主張している袴田さんが招待されたことは、世界に発信される。再審開始に一歩近づけることができた」とその意義を強調しました。

フランシスコ教皇は、被爆地(長崎・広島)から全世界に「核兵器の廃絶」を訴えました。そして、環境の保護、生命の大切さ、寛容な社会の実現などをアピール。渾身の舌鋒は驚くほど鋭く、平和と人権の究極を訴えるメッセージでした。

「核兵器保有は倫理に反する」「戦争のための原子力利用は犯罪」から始まって、「軍備拡張競争は、途方もないテロ行為」とまで言ってのけました。そして教皇の目は、国家間の暴力行使だけではなく、国家による殺人、死刑制度、人権侵害にも向けられています。飢える人々、虐げられている人々に救いの手を差し伸べるのです。袴田巌さんの悲惨にも、原爆被災者などに対すると同等の慈しみを表現されました。

袴田巖獄中書簡集『主よいつまでですか』抜粋英語版ができました

袴田巖獄中書簡集『主よいつまでですか』は、袴田さん支援クラブで取り扱っています。

送料こみで、1冊千五百円です。

ご希望の方は、お問合せページからお申し込みください。

 

英語版『主よいつまでですか』抜粋ができました。

送料200円(3部まで)のみで、無料送付いたします。

ご希望の方は、お問合せページからお申し込みください。

Original writer                  Iwao  Hakamata

Translator                          Ryuen  Furukawa

Special  thanks to            the Shinkyo Publishing Company

Association  to  Save  the  Innocent  Condemnend  Prisoner , Iwao Hakamada

NPO Total  Care  Center

Commited  Japan  Hamamatsu

Publisher                        Hakamata  Supporters’  Club

 

 

 

 

 

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袴田事件弁護団の広報誌『FREE HAKAMTA NOW』(2019年10月発行)がアマゾンで入手できるようになりました。

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ブログ集『袴田家物語・・・一緒にご飯が食べたくて』(2019年4月発行)がアマゾンで入手できるようになりました。

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ローマ法王と袴田巖さん面会の予定

朝日新聞9/14朝刊より

袴田さんとの面会、調整 死刑廃止提唱のローマ法王

フランシスコ法王

袴田さんとの面会、調整 死刑廃止提唱のローマ法王
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(82)が11月の来日に際し、死刑が確定して再審請求中の袴田巌さん(83)との面会を調整していることがローマ法王庁(バチカン)関係者などへの取材でわかった。袴田さんは再審開始決定が取り消された後も、収監されずに浜松市で生活する。死刑確定者との面会が実現すれば極めて異例。法王は「死刑廃止」を提唱しており、日本の死刑制度に世界の注目が集まりそうだ。

法王庁や日本の関係者によると、法王は袴田さんの弁護団から昨年、書簡で面会要請を受けた。袴田さんが収監中にキリスト教の洗礼を受けていたこともあり、東京ドームでのミサの前後などに面会できるかを検討している。ただ、袴田さんは拘禁症状などで体調が不安定なため、面会できるかは見通せない。

袴田さんは1966年に静岡県清水市(現・静岡市)で一家4人が殺害された事件に関与したとして、80年に最高裁で死刑が確定。再審請求を続け、2014年に静岡地裁の再審開始決定を受けて釈放されたが、昨年に東京高裁でこの決定が取り消され、最高裁に特別抗告している。死刑が確定した人は通常、拘置所に収監され、面会が厳しく制限されている。

法王庁と日本政府は13日、法王が11月23~26日に訪日すると発表した。東京のほか、被爆地の広島、長崎を訪れる。ローマ法王の来日は、81年に故ヨハネ・パウロ2世が訪れて以来、38年ぶり。

 

朝日新聞9/14

中日新聞9/14

 

6月7日、弁護団特別抗告理由補充書を提出

6月7日、袴田事件弁護団は最高裁に特別抗告理由補充書を提出。すでに2通の補充書を提出していて、今回は3通目。

「犯行着衣」とされている5点の衣類がねつ造されたものであることを、積極的に証明する新証拠です。

以前から主張されていることですが、スポーツシャツの肩の部分に穴が1か所、その下に着ていたとされる白半袖シャツの肩の部分には2か所の穴があいていて、袴田さんの右肩には傷があります。

判決では、検察官の言い分を採用。それらは、殺害現場での格闘の際にくり小刀が刺さってできたものとされてきました。しかし、上着には一つの穴、下着に二つの穴、これが同時にできたという説明は、辻褄が合わない。そんなことはあり得ない、と弁護団は反論してきました。

袴田さんが釈放されて、実際に肩の傷の位置や状態を目視できるようになり、食い違いがはっきりしたのです。調べたところ、シャツの穴の位置と肩の傷の位置が大きくづれていたことが判明したのです。白半袖シャツの傷は2か所の穴、ところが肩の傷は直線的な傷でその方向もシャツの穴の位置とは合致していません。

その事実から、5点の衣類は袴田さんのものではないということが明らかになるわけです。

弁護団は、同日に記者会見を開きました。そのときの2通の資料をご覧ください。

●190607記者会見資料:右肩の傷と白半袖シャツ(PDF:516KB)

●190607記者会見資料2(PDF:1.68MB)

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