訂正して、おわびします 2017年8月3日朝刊

▼6月6日付夕刊社会面と同7日付朝刊社会面の、静岡県で1966年に起きた一家4人殺害事件で再審開始が決定した袴田巌さんの即時抗告審に関する記事と見出しに誤りがありました。鈴木広一・大阪医科大教授が東京高裁に提出した検証報告書の内容を報じた部分で、再審開始決定の決め手となった弁護側推薦の法医学者のDNA型鑑定について「再現できず、信用性がない」とあるのは、「鑑定手法としては不適切」の誤りでした。また、鈴木氏が「『試薬がDNAを壊した』と指摘している」とあるのは、「『試薬がDNAを壊したと考えられ、鑑定手法としては不適切』と指摘している」の誤りでした。鈴木氏の検証でもDNAが採取されたケースがありました。表現について関係先への確認が不十分でした。