クラウドファンディング「袴田事件を再審無罪へ。最高裁に立ち向かう、弁護団に応援を。」終了しました。

2020年8月18日から10月16日までの2か月間

目標金額:10,000,000円
達成金額:18,067,000 円
支援者人数: 1,510 名

予想を越えた結果でした。

ご支援くださった皆様に心より御礼申し上げます。

さらに、ご協力いただきました皆さまにお礼申し上げます。

10月20日の記者会見の様子を映像でご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=8FjzgWh2M_A

1、目標の180%達成により、今後の弁護活動資金ができました。金額は、裁判や弁護活動費用を募るクラウドファンディングで最高額。
公務員として報酬は保障されたうえに税金投入により潤沢な資金をもつ検察と、無報酬で自腹を切るしかない弁護団の闘いは、資金面では圧倒的な差がありました。
それでも弁護団は第二次再審の静岡地裁で再審開始決定を勝ち取りました。だが東京高裁では不当にも逆転の決定。最高裁での闘いは絶対に負けられない。命がかかっているのです。
今回、クラウドファンディングにより資金面のパワーアップが実現し、弁護活動の範囲と可能性が一気に広がりました

2. クラウドファンディングのキャンペーンにより、最高裁で闘う弁護団への大応援団が姿を現したのです。
「国民一人一人が声をあげる場を作ってくださったことに感謝します」というように、応援したいが方法がなく待ってましたとばかりの人たちも多かった。また、これまで袴田事件を知らなかった人たち、知ってはいたが見ていた人たちなどに、事件と裁判の現状、弁護団の闘いを訴えました。すると、袴田巖さんのために少しでも力になりたい、黙ってはいられない、絶対再審無罪に!という人々の思いが沸き立ち、日本全国、さらに海外からも弁護団への支援が途絶えることなく届けられたのです。支援と共に届けられた応援メッセージは、半世紀以上闘い続け心身ともに深く傷ついている袴田巖さんへの思いやりと、弟のために闘う87才の姉・ひで子さんへの労りにあふれていました。強い感動を呼ばずにはおかない貴重な言葉の数々でした。支援者の裾野が広がっていきましたが、20代から40代の事件発生当時には生まれてもいなかった若い世代が多かったのも特徴でした。
世代を超えて袴田事件に衝撃を受けるとともに、冤罪を憎み正義を希求するみずみずしい思い、決して黙認できない、間違いは正さなくてはいけないという思いの強さの表出であったと思います。
また、全国の弁護士の方々から袴田事件弁護団へ送られたエールも多かったことも特筆すべきことです。

3. 冤罪事件の闘い方に新しい道があることを示しました。
大崎事件のクラウドファンディングが先鞭をつけ、その大成功に勇気を得ての挑戦でもあった。
「今まで冤罪事件というと弁護団が手弁当でというのが常識でしたが、その意味でこのクラウドファンディングの成功は冤罪支援に新たな道を切り開いたといえます。ぜひ頑張ってください」という応援メッセージを頂戴しました。国民的支援を獲得する格好の一手段として、クラウドファンディングという方策が、冤罪との闘いにとって有効な武器になると思うのです。

「権力の不正を弾劾する国民の広範な批判だけが正義を守る最後の保障なのか」と上告趣意書に刻んだ袴田巖さんの叫びに応えなければ。その思いがもっと広く燃え盛るように祈ります。
ご支援により袴田さんに再審無罪の道が拓けますよう、難しい裁判へ挑んでいる弁護団の勝利をお祈りします。

 

寄せられたメッセージの一部をご紹介します。

「弁護団のみなさんの長年にわたる献身的な活動に心から敬意を表します。頑張ってください。」 / 「長い間どんな支援ができるのか、お力になれるのか躊躇していました。わずかですが支援とさせていただきました。」 / 「こんなにも警察のでっち上げがはっきりしている事例を、放っておくのは日本の恥、国民の恥です。」 / 「ずっと関心を持っていました。袴田姉弟を全面的に応援します。弁護団の方々に心から敬意を表します。」 / 「司法への不信感はもうここで終わらせてほしいし、それ以上に一人の命、人生がもっと大切にされる世になってほしい。」 / 「弁護団の活動を心から応援しています。理不尽な司法の暴挙に負けないでください。国民のみんながそう思っていると思います。」

「まだ無罪が確定していない事に驚愕致しました。こんなにもむごい事がまだ続いているなんて…」 / 「今回ようやく応援の気持ちを行動に移す事ができて大変光栄に思います。」 / 「無実の方を無罪にするのは私たちの社会の責任であり 心からの願いです」 / 「私などが、到底考えられない、想像もできない事と闘っていらっしゃるのだと思います。」 / 「TVで、関連のニュースや新聞の記事を見る度、何かお力になれないのかと思っていました。ほんの少しですが、協力できて、嬉しいです。」 / 「袴田さんお二人のお力に少しでもなれればと思っています。弁護団の方々、気合い入れてお願いします!」 / 「日本に生まれて生活をしていて、袴田さんの冤罪がはらされ、無罪が立証されないのは、とても悔しく、恐ろしく感じています。微力ながら応援いたします。」 / 「自分の仕事もキャンセルが続き、ほんの少額で申し訳ありませんが、少しでも役に立てればうれしいです。一日も早い無罪確定を目指して!!」

「秀子さんともどもお元気なうちに、再審で無罪を言い渡される日が一日も早く来ますように。弁護団のみなさまの更なるご奮闘に期待します。」 / 「袴田さんが浜松の街を歩いている画像を見ると胸がいっぱいになります。いつまでも自由な散歩が続けられますよう街の中で平穏な暮らしが続けられますよう祈っております。」 / 「袴田さんの理不尽な裁判には本当に怒りを覚えます。弁護士さんたち何卒宜しくお願いします🙏 少ない額ですみません。」

「どう見ても証拠の捏造など酷いことをしても自分達が決めたレールに沿って無実の人を犯人に仕立てる。こんなひどい世の中を変えるために一刻でも早く無実を勝ち取ってください。」 / 「弁護団の皆さん、袴田さん、秀子さん。ご苦労様です。日本の再審制度の改正につながる活動と思って、支援しています。日本の希望をここに見たいですね。」

「袴田さんのことは、良く知らないけれど無実であることを証明するためにお金の障害があるのは、良くないと思います。きっと、皆さんの情熱が、真実につながると思います。」 / 「権力による殺人は許せません。」

「無罪でありながらの長い収監生活、どんなに辛い年月だったでしょう。どうか公正な審判につながりますように。」

「伴走させてください」 / 「弁護団の方へ お疲れ様です。必ず支援金を生かして無罪を勝ち取るために頑張ってください。」 / 「今まで冤罪事件というと弁護団が手弁当でというのが常識でしたが、その意味でこのクラウドファンディングの成功は冤罪支援に新たな道を切り開いたといえます。ぜひ頑張ってください」