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袴田さん支援クラブ

袴田巖さんに再審無罪を!

Author: free-iwao (page 13 of 22)

袴田チャンネル【痛憤痛恨の刑事司法史】シリーズが完結

袴田チャンネル連載の【 痛憤痛恨の刑事司法史】、関東学院大学教授宮本先生の講話シリーズ、4本目 『 VOL.3 (後編) 』をアップしました。

これでこのシリーズが完結です。

VOL.1   近代刑事司法は、「無罪の発見」から始まった
VOL.2   戦時中、治安維持法下の司法がルーツ
VOL.3 (前編)  日本国憲法下での最高裁発足、憲法擁護派が保守派に敗退
VOL.3 (後編)  田中耕太郎、石田和外による反動化路線の定着
じっくりとご視聴ください。
日本の刑事司法の闇がどこからやってきたのか。その歴史が学べます。

5/15(土) 第43回袴田事件がわかる会

第43回袴田事件がわかる会

日本の裁判、痛憤のエピソード・痛恨の歴史

暴走を重ねる袴田巖さんの取調べや裁判、その歴史的背景を探る

2021年 515日(土)  午後1時30分~4時

浜松復興記念館2階 (浜松市中区利町304-2・五社神社東)  入場無料、お気軽にお越しください。

ゲスト 袴田ひで子さん(袴田巖さんの姉)
ゲスト  宮本弘典さん  (関東学院大学教授  日本の近代刑事裁判史を語るならこの人)

中世(日本では江戸時代、ヨーロッパでは絶対王政の時代)では、肉体への拷問は合法でありマニュアルまで用意されていました。裁判は、拷問による自白がありさえすれば有罪とし刑罰を与えていたのです。当時の「自白裁判」では、そのほとんどがえん罪。無実の人々が濡れ衣を着せられ、死刑や重罪を背負わされたのでした。

近代になって、残虐な「自白裁判」が歴史的に反省され、その否定から裁判制度(近代刑事司法)が出発します。その目指すところは、無実の発見。「十人の真犯人を逃すも、一人の無辜(無実の人)を罰するなかれ」という格言に示されるように、無実の人を決して罪に陥れてはならないということを至上命令とし、そこから裁判制度を組み立て運営するという理念が確立されたのです。

ところが、日本の裁判もそのような歴史の流れの延長上に今があるはずなのですが、ご承知のように「自白裁判」は今でも改められることなくその弊害をまき散らしているのです。頻発する冤罪事件、再審を阻む壁などが無辜を苦しめています。

それは何故なのか?歴史の過程を振り返って明らかにすべきです。その研究をライフワークにしているのが、宮本先生です。

日本の裁判の歴史は、どこでどう間違ったのか?宮本先生の歯に衣着せぬお話しは説得力があります。

主催  袴田さん支援クラブ     HP : http://free-iwao.com/   Mail : info@free-iwao.com

 

 

【取り調べ生音声】+浜田氏の解説動画~《袴田チャンネル》

驚愕!【取り調べ生音声】を専門家の解説付きで聴く。

袴田巌さん取調べ時の録音の一部が、2015年に開示されました。そこには、袴田さんを追い詰め、ウソの自白に至らしめるための恐ろしい「策略」の過程が残されていました。さらに、警察官などによる明白な違法行為の証拠まで……。ぜひ耳にしてください。
開示された音声を徹底的に分析した奈良女子大学名誉教授、浜田寿美男氏の結論は「袴田さんは無実」。
自白の内容は、無実の立証に極めて有益なことがあります。浜田氏は「無知の暴露」「逆行的構成」という二つの補助線を駆使して、袴田事件の三つの謎を解決に導きます。
なぜ、罪を犯していない人が「ウソの自白」によって犯人にされてしまうのか……巧妙な罠と圧迫、つじつま合わせのための誘導……その恐ろしい過程をご自身の耳で確かめてください。

前編

 

後編

4/19 外国特派員協会で記者会見

袴田事件、最高裁での差し戻し決定を受けて、東京高裁での審理が始まりました。3月22日には第1回目の三者協議(裁判官、検察官、弁護人の非公開の審理)が持たれました。弁護団は、どのように闘うのか?海の向こうの世界からも関心が寄せられています。海外メディアの日本支局が集まる日本外国特派員協会(FCCJ)主催の記者会見が4月19日に開かれ、弁護団長の西嶋勝彦弁護士、事務局長の小川秀世弁護士、再審請求人の袴田ひで子さんの3人が出席。1時間以上の熱気がこもった会見となりました。その様子をご覧ください。

袴田チャンネルに新番組【痛憤痛恨の司法史-3前編】をアップ

日本の裁判には問題大有りですね。袴田事件はその代表的事例です。何故そんなことが文明国の現代にもはびこっているのか?不思議ですよね。常識で考えても、どうしてそんなことが許されているの?裁判官、信頼できると思っていたのに、頭の中、どうなっているの?そんなことばかりです。

ビックリしているだけではいけません。怒っているだけでもいけません。

どうして江戸時代の封建国家から近代国家へと進み、戦後の民主化があったにもかかわらず、「日本の裁判、司法は中世のまま」などと言われるのか。その歴史を辿る旅に出ませんか。関東学院大学教授・宮本弘典先生のお話しを収録しました。ぜひともご覧ください。

以下の2タイトルはアップ済です。

【痛憤痛恨の司法史-1】(近代司法の目標は、「無罪の発見であった/今も後を引く戦時中の裁判)

【痛憤痛恨の司法史-2】(戦後の裁判所改革における改革派と守旧派との暗闘)はアップ済です。

今回は【痛憤痛恨の司法史-3前編】(どのような人が最高裁長官になったのか 前編)です。「裁判所は人権の砦?それとも権力の番犬?」

 

以下からどうぞ。

『袴田チャンネル』に新番組、無実の人が自白に落ちる不思議。

供述心理学の第一人者の浜田寿美男(奈良女子大学名誉教授)が語る「自白の心理学」

「罪を認めれば死刑になるのが分かっているのに、無実の人が自白するはずがない」「自白したなら有罪に決まっている」と普通の人は考えます。裁判官もそうです。「自白」があれば「有罪判決」をためらいなく書きます。そこに重大な落し穴があるのです。警察官が暴力をふるい拷問しなくても、無実の人がいともたやすく「私がやりました」という供述調書に署名させられてしまうのです。
それは何故なのか?外から眺めているだけでは決して理解できないことです。そのカラクリに心理学の手法でメスを入れ、「ああ、そうだったのか!」、目からウロコの科学的解説で明らかにしてくれるのが、浜田寿美男先生。発達心理学を専門に研究なさってきた先生が、冤罪を生む元凶としての「自白」の問題に取り組んで40年を超えます。甲山事件を始めとして帝銀事件、名張毒ぶどう酒事件、足利事件、狭山事件など多くのえん罪事件に関わり、袴田事件の裁判でも袴田巖さんの「自白」についての鑑定書を2度にわたって裁判所に提出しています。聞き逃すことのできないお話をどうぞ。

3月22日【第1回三者協議】東京高裁での差戻し審が始まりました。

袴田事件第2次再審請求審は、昨年12月に最高裁が高裁決定を取り消し、東京高裁に差し戻したのを受けて、東京高裁での審理が始まりました。3月22日が第1回目の裁判です。裁判といっても再審(裁判のやり直し)を認めるかどうかを争う手続きで、この段階を越えて初めて再審公判(やり直し裁判)となるのです。どうやら、またしても非公開で行われる審理。裁判官、検察官、弁護人の三者だけの協議で進められる裁判です。

日本の再審制度では、第1関門の再審請求審で再審開始決定が確定すれば、次の段階の再審公判(公開裁判)ではほとんど争わずに再審無罪判決で決着します。第1段階で実質審理は終了するようなシステムになっています。この大事な方の裁判が非公開で、公開裁判の再審公判が儀式的な付けたしになっているのは変なのですが。日本の裁判制度の問題のひとつです。ともあれ、再審開始決定を勝ちとらなければなりません。

 

さて、最高裁の出した差し戻し決定が、高裁での審理の出発点となります。どういう決定で、何を高裁に求めているかを再確認しておきます。

  1. 東京高裁の再審開始を認めなかった決定を破棄する。この点では全員が一致しました。
  2. その後の処理として、高裁への差し戻しを3人の裁判官が主張し、後の2人は即刻再審を開始すべきという意見でした。多数決によって高裁への差し戻しという結論になったのです。
  3. どういう点をやり直せという指示だったか、最高裁は具体的に指摘しました。「メイラード反応その他のみそ漬けされた血液の色調の変化に影響を及ぼす要因についての専門的知見等」「現時点における専門的知見等」を調査するため差し戻す。決定から引用すると、こうです。
  4. これは、こういうことです。犯行着衣とされ、かつ袴田さんのものとされている「5点の衣類」が有罪証拠の中心とされています。検察官は事件直後に袴田さんが味噌タンクに隠したもので、事件の1年2か月後に発見されたと主張しています。そして有罪死刑判決(確定判決)でも、検察の主張を根拠としています。対して弁護団は、ズボンが穿けなかったこと、上着と下着に付着している血痕の位置がチグハグであること、DNA型が不一致だったことなどを指摘して「5点の衣類」は捜査当局による不当なねつ造(でっち上げ)証拠。発見されることを想定して直前にタンクに入れたと反論。中でも、血痕の色に赤味が強かったことを問題視し、【みそ漬け実験】で血痕は黒く変色することを明らかにしたのです。従って、1年2か月も味噌タンクに漬けられた衣類に残されていた血痕が赤味を維持していれば有罪証拠になるが、赤味が消えて黒っぽい色に変色すればねつ造証拠と言う外ないということ。さらに参考までに専門家の意見を聞いて論理的にも説明がつくような調査を最高裁は要求しているわけです。
  5. ですから、まずは検察官が1年2か月もの期間、味噌タンクに入れられた衣類の血痕が赤味を維持する、そのことが自然であることを合理的に証明しなければならないのです。が、検察も味噌漬け実験をやりました。その結果では、血痕は黒く変色していました。この事実は裁判所も確認していることなので、ごまかしようのないことです。

ここから始まる差し戻し審。最初から検察のピンチですが、何でもアリの裁判。国民の監視が必須です。

4月17日(土)第42回袴田事件がわかる会

第42回袴田事件がわかる会

4月17日(土)午後1時30分~4時

浜松復興記念館2階 (浜松市中区利町304-2)

☆目からウロコ☆ 袴田巖さんはどうして「自白」したのか?                                      無実の人が「ウソの自白」におちいる心理を、供述心理学の第一人者が解説

ゲスト:袴田ひで子さん  (袴田巖さんの姉、保佐人、再審請求人)

ゲスト:浜田寿美男さん (奈良女子大学名誉教授)

「罪を認めれば死刑になるのが分かっているのに、無実の人が自白するはずがない」「自白したなら有罪に決まっている」と普通の人は考えます。裁判官もそうです。「自白」があれば「有罪判決」をためらいなく書きます。そこに重大な落し穴があるのです。警察官が暴力をふるい拷問しなくても、無実の人がいともたやすく「私がやりました」という供述調書に署名させられてしまうのです。

それは何故なのか?外から眺めているだけでは決して理解できないことです。そのカラクリに心理学の手法でメスを入れ、「ああ、そうだったのか!」、目からウロコの科学的解説で明らかにしてくれるのが、浜田寿美男先生。発達心理学を専門に研究なさってきた先生が、冤罪を生む元凶としての「自白」の問題に取り組んで40年を超えます。甲山事件を始めとして帝銀事件、名張毒ぶどう酒事件、足利事件、狭山事件など多くのえん罪事件に関わり、袴田事件の裁判でも袴田巖さんの「自白」についての鑑定書を2度にわたって裁判所に提出しています。聞き逃すことのできない講演。

主催  袴田さん支援クラブ

3月22日【第1回三者協議】  東京高裁での差戻し審が始まりました。

袴田事件第2次再審請求審は、昨年12月に最高裁が高裁決定を取り消し、東京高裁に差し戻したのを受けて、東京高裁での審理が始まりました。3月22日が第1回目の裁判です。裁判といっても再審(裁判のやり直し)を認めるかどうかを争う手続きで、この段階を越えて初めて再審公判(やり直し裁判)となるのです。どうやら、またしても非公開で行われる審理。裁判官、検察官、弁護人の三者だけの協議で進められる裁判です。

日本の再審制度では、第1関門の再審請求審で再審開始決定が確定すれば、次の段階の再審公判(公開裁判)ではほとんど争わずに再審無罪判決で決着します。第1段階で実質審理は終了するようなシステムになっています。この大事な方の裁判が非公開で、公開裁判の再審公判が儀式的な付けたしになっているのは変なのですが。日本の裁判制度の問題のひとつです。ともあれ、再審開始決定を勝ちとらなければなりません。

さて、最高裁の出した差し戻し決定が、高裁での審理の出発点となります。どういう決定で、何を高裁に求めているかを再確認しておきます。

  1. 東京高裁の再審開始を認めなかった決定を破棄する。この点では全員が一致しました。
  2. その後の処理として、高裁への差し戻しを3人の裁判官が主張し、後の2人は即刻再審を開始すべきという意見でした。多数決によって高裁への差し戻しという結論になったのです。
  3. どういう点をやり直せという指示だったか、最高裁は具体的に指摘しました。「メイラード反応その他のみそ漬けされた血液の色調の変化に影響を及ぼす要因についての専門的知見等」「現時点における専門的知見等」を調査するため差し戻す。決定から引用すると、こうです。
  4. これは、こういうことです。犯行着衣とされ、かつ袴田さんのものとされている「5点の衣類」が有罪証拠の中心とされています。検察官は事件直後に袴田さんが味噌タンクに隠したもので、事件の1年2か月後に発見されたと主張しています。そして有罪死刑判決(確定判決)でも、検察の主張を根拠としています。対して弁護団は、ズボンが穿けなかったこと、上着と下着に付着している血痕の位置がチグハグであること、DNA型が不一致だったことなどを指摘して「5点の衣類」は捜査当局による不当なねつ造(でっち上げ)証拠。発見されることを想定して直前にタンクに入れたと反論。中でも、血痕の色に赤味が強かったことを問題視し、【みそ漬け実験】で血痕は黒く変色することを明らかにしたのです。従って、1年2か月も味噌タンクに漬けられた衣類に残されていた血痕が赤味を維持していれば有罪証拠になるが、赤味が消えて黒っぽい色に変色すればねつ造証拠と言う外ないということ。さらに参考までに専門家の意見を聞いて論理的にも説明がつくような調査を最高裁は要求しているわけです。
  5. ですから、まずは検察官が1年2か月もの期間、味噌タンクに入れられた衣類の血痕が赤味を維持する、そのことが自然であることを合理的に証明しなければならないのです。が、検察も味噌漬け実験をやりました。その結果では、血痕は黒く変色していました。この事実は裁判所も確認していることなので、ごまかしようのないことです。

ここから始まる差し戻し審。最初から検察のピンチですが、何でもアリの裁判。国民の監視が必須です。

 

 

3月20日 第41回袴田事件がわかる会

第41回袴田事件がわかる会

 

初めての方も気軽にお運びください
2021年 3月20日(土)  午後1時30分~4時   毎月第三土曜日の午後開催
浜松復興記念館2階(浜松市中区利町304-2・五社神社東)

ゲスト 袴田ひで子さん(袴田巖さんの姉)
マンガ『デコちゃんが行く 袴田ひで子物語』がヒットして、さらに人気者になりました。
「勝つまで闘う。絶対勝てる。だって、巖は無実なんですから。私は、巖が獄中でできなかったこと、好物を食べさせ、行きたいところに行かせ、好きなように自由にさせる。巖との毎日を大切に、明るく生きていく。」釈放されて7年、85歳になった巖さんの近況やひで子さんの心境を語ってくれます。

ゲスト  小川秀世さん (弁護士・袴田事件弁護団事務局長)
日弁連が設置した袴田事件弁護団の中心で活躍するリーダー。「はっきり言って、袴田さんとこの強盗殺人・放火事件とを結びつける証拠は何一つありません」。これまでの裁判を振り返り、高裁での差し戻し審への意気込みを語ります。

 

主催:袴田さん支援クラブ

2/20(土) 第40回袴田事件がわかる会

第40回 袴田事件がわかる会

袴田さんを救援する清水・静岡市民の会・ 袴田さんを救援する静岡県民の会との共同開催スペシャル

2021年 220日(土)  午後1時30分~4時

浜松復興記念館2階 (浜松市中区利町304-2・五社神社東)  入場無料、お気軽にお越しください。

ゲスト 袴田ひで子さん(袴田巖さんの姉)
テーマ   5点の衣類を着用しての検証!                                                                                   5点の衣類とは?それで「犯行ストーリー」はどう変わったか? みそ漬け実験は何を暴いたのか。
事件を語らせたらこの人、長年支援活動を続けてきた楳田さんと山崎さんが分かりやすく検証、説明します。

前々回(第38回12月)は警捜査報告書」「現場検証報告書」「第一審判決」などの資料から、図上で再現。

それを受け継ぎ、1年2か月後に「発見」された犯行着衣の登場によって、検察官の主張がまるで違っていまいました。パジャマから5点の衣類へとチェンジされることによって、さらに信じられない主張がまかり通るようになります。登場のいきさつから、それによる犯行経緯の恣意的変更、欠陥だらけの証拠。一つ一つのチグハグを明らかにします。

特に、支援者と弁護団が協力して実行したみそ漬け実験とそれが明らかにしたことを報告します。

【緊急テーマ】 筑波大教授で法医学者の本田先生が、新たに当時の「死体鑑定書」にメスを入れた論文を発表。「袴田事件の解剖鑑定書をどう読み解くか」 (季刊刑事弁護105所収) 、興味深い論考を解説します。

 

主催 袴田さん支援クラブ  /  袴田さんを救援する清水・静岡市民の会   /  袴田さんを救援する静岡県民の会

 

 

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